土気の事務所で行なってきたあしたば文庫も5年になりました。本は増えたが、文庫に来る子どもは減少。本がもったいない、さてどうしたものか。「移動文庫はできないだろうか」と考えたのが今年の1月。本が好きな人や子どもと活動をしている人を探し始めました。中央区にある児童書専門店「会留府」の方から「語り聞かせ」をしている人がいることを知り連絡をしてみることにしました。そして早速定例会に参加させていただきました。
誉田駅近くのマンションの集会室に集まった子どもは15人。ろうそくの火をともして「ベルの会」の語りが始まりました。2年間の積み重ねなのか子ども達はすっとお話の世界へ入っていきます。語りの魅力と、長年支持されてきた昔話の力を感じました。マンションは図書館から遠くなかなか本が借りられないという状況があり、あしたば文庫を置いてもらうことはすぐ受けとめてもらうことができました。自治会の協力も得られたため、本を置く棚も買っていただき4月からスタートしています。そして私たちも「ベルの会」のメンバーと知り合い、語りの魅力を知りました。ベテランの幸本さんを中心に「今勉強中なんです」という若手のお母さん。1つのお話を覚えるのに2週間かかるそうですが、意欲的に取り組んでいる姿は輝いていました。貴重な出会いに感謝しています。
そして7月から始まるのはおゆみ野駅前「おゆみ野ホール」でのあしたば文庫。毎週水曜日3時から5時まで行ないます。地元のスタッフに恵まれ、とりあえず300冊の本を運びこみます。近隣小学校からお知らせチラシを配っていただく協力も得て、地域新聞にも掲載してもらい宣伝にも力を入れました。何人の子どもたちが来てくれるか心配ですがとりあえず始まります。
「移動あしたば文庫をしたい」と考えてから半年。たくさんの人の力をお借りすることができ、2箇所の文庫がスタートすることになりました。緑区子どもサポートセンターの活動を理解し共に力を尽くしてくれる地域の女性の存在が私たちに力を与えてくれました。「出会い」のすばらしさに感謝です。