今期最後の「土曜あそび塾」は昭和の森に春を探しに行きました。3月13日とは思えないほど暖かい1日でした。強い南風が吹き、昭和の森の大きな杉の木がごうごうと音をたてて揺れています。今日は2年前「野草の天ぷら」の時にもご指導いただいた細川隆先生にいろいろ教えていただきます。久しぶりに青年の山さんと高校生のともや・わたちゃんもきてくれました。キャンプ場から階段を下るとすぐのところで細川先生が足を止めると足元にちいさなすみれが咲いていました。今日はとても暖かいのですが、まだ寒さの厳しい3月でも足元にひっそり咲いているすみれには胸がキュンとなります。
階段を下まで下ると足元には短い草が結構生えています。日の当る所にはもっとたくさん生えていました。よもぎが一面に生えているのでみんなで摘みました。あまりたくさん生えていたのでよもぎ団子を作りたくなったのは私だけでしょうか。白鳥やあひる・鴨もせっせと池の草をついばんでいました。私たちが見ていると白鳥たちは歩道まであがってどうどうと大きな池まで歩いていきます。全く人を怖がる様子はなく細川先生から野生ではないことを教えていただきました。種類も違うのにまるで家族のように仲良しでした。
昭和の森には沢山の杉の木があり花粉症の人にはつらい時期ですが、さわらの木を教えてもらいました。杉にとても似ているのですが枝(葉?)をひっぱると香りがして苦い味がします。楊枝などに使う黒文字の木も見ることができました。大きな木の根元に7〜8センチほどの葉をつけた木の芽がありました。細川先生が「これは何年ぐらいたったと思う?これはだいたい3年ぐらいかな。」と教えてくれました。こんなにちいさな木になるまで、3年も頑張ったのかと思うとなんだか応援したくなります。「この木は60年ぐらいたってるかな。この木の高さは11メートルくらいかな。」木の歴史を聞くと1本1本の木もいとおしくなりますね。
キャンプ場に戻り、みんなが摘んだ草を水で洗い、ビニール袋に塩と一緒に入れそれをみんなでキャッチボールのように投げ合いました。あっという間に塩もみされた草のかたまりのできあがりです。野草を細かく刻み、汁を搾り、ぐつぐつと煮込んだおかゆにまぜると緑あざやかな春の野草のおかゆができました。予想以上に野草のえぐみはありましたが、これぞ「春の味」です。春の訪れを体で感じることが出来た1日でした。